深夜1時半、ベッドから自分のザック類を廊下に持ち出します。部屋は薄明かりですが、ちょうどお年を召したお客さんがトイレから戻ってきたタイミングとかち合ったw
玄関までザックと登山靴を運び出し、そこで出発の準備を整えました。
2時半、ヘッドライトの明かりを頼りに出発です。昨日の午後、横尾大橋に相談員さんがいらしたので熊の話を聞きました。10/1だけで約600人の人が涸沢に向かったらしく、それだけの人が山に入り込んでいるので熊の方がびっくりして出没しないと思う、ということでした。
それでも一人で真っ暗な山の中を歩くのはそれなりに恐怖を感じます(大汗)。
本谷橋、Sガレといったポイントも真っ暗w 休憩することもなくひたすら歩き続けます。
涸沢の山小屋の明かり? 遠くにポツンと小さな明かりが見える状況で熊除け鈴の小さな音が聞こえました。ほどなくして先行者に追いついたw
明るくなってこの人がヒュッテのテラス席で立ち話をしているのが聞こえてきましたが、徳澤園にテントを張りそこからアタックザックのみで涸沢カールに来ている人のようでした。なんでもテントの装備を担いで涸沢までくる体力はないので徳澤園にテン泊してるんだとか・・・逆算すると夜中の1時半頃に徳澤のテン場を出発していることになります。すげーww
さて5時、ようやく涸沢ヒュッテに到着です。
テラスにはポツポツとお客さんが出てきていました。
さすがに寒いので昨日横尾山荘で淹れてもらったお湯をバーナーで再加熱し、ホットココアで暖をとりました。
自分の服装はというと、化繊のロンTの上に少し厚手の化繊Tシャツの重ね着。
さすがに夜中は寒かったので横尾山荘を出る際にフリース1枚羽織っていました。テラスに来ていた人はダウンジャケットを着ている方が多かったです(ヒュッテに泊まっている人やテン泊の人だと思います)。自分もここでウインドブレーカーを着込みました。
段々と夜が明け始めます
5時半頃の風景。涸沢ヒュッテのテラスから涸沢小屋の方角を見てますが、ちょっとガスってます(汗)
「これ、今日は山が焼けんのとちゃう?」 と心の中で諦めかけていたときでした。
誰かが「始まった!」と叫ぶのが聞こえました。山々を見るとモルゲンロートが始まります。
テラスの上は ちょっとしたお祭り状態w
登ってきたルートの方角もいい感じで光が差し込み始めています
せっかくなので他のお客さんに写真を撮ってもらいましたw
完全に陽が昇るまでテラスでのんびりしていてもよかったのですが、このあとすぐヒュッテ裏の池に行ってみることにします。
こちらは穂高の山並みが池に反射(リフレクション)するビューポイントです。
知る人ぞ知る場所なのですが、私が行った時は5,6人が居ただけでした。
せっかくなのでここでも写真を撮ってもらいましたw
さて、行ってみたい絶景ポイントはまだまだあります。
一度ヒュッテに戻ってからテント村に向けて降りてゆき、途中でザイテングラードに通じるパノラマコースに向かいます。
奥穂高に上るルートです。紅葉を見るのであれば、めったやたらと高度を上げてゆけばいいというものでもないので途中でヒュッテに戻ります。
ちょうど時刻は8時、帰路のことも考え涸沢から下山することにしました。
下山する途中の最後の絶景ポイントに立ち寄ってみます。
ヒュッテ下の分岐から屏風のコルに向かうホントの意味でのパノラマコースを少し進みます。
涸沢ヒュッテと涸沢小屋、そしてカール全体が一望できるポイントです。
(写真上部に写っている小さな白い輝点は月です)
快晴の中、紅葉真っ盛り! 最高~~!という言葉しかありません。
さあ、真剣に下山しましょう!
再びパノラマルートの分岐まで戻って登ってきたルートを下ります。
Sガレから涸沢方面を望む
ホントに後ろ髪をひかれる思いでした・・・。
登山道の脇でも秋の訪れを実感します
この日は金曜日、これから涸沢に登ってくる多くの登山客の人とすれ違います。
10人以上のツアー客が何組も居たりと、狭い場所では渋滞も発生(汗)
10:15 横尾着
横尾から上高地バスターミナルまではただひたすら歩くのみですww
13:02 バスターミナル着
ちょうど13:15発で沢渡駐車場行きのシャトルバスに乗れました(満員でこの便に乗車できないお客さんもいました💦)
帰路、道の駅で自宅へのお土産を購入したりして19時半に無事自宅に到着です。
2日間天気にも恵まれ、紅葉真っ盛りの涸沢を堪能することができました。
気持ちよく送り出してくれた嫁に改めて感謝であります。