2016/07/08

秋田駒ケ岳登山〜ムーミン谷に重層的美しさをみる、でもって山頂避難小屋で まさかの寝落ち・・・




7月2日


7月の東北地方の山々は 高山植物咲き乱れる季節。
岩手までやってきて 早池峰山登山だけではあまりにもったいないし、天気予報によれば 土曜日の午前中もなんとか天気はもちそう。


となれば・・・ということで 秋田駒ヶ岳にも登ってみることにした。


去年 秋田駒ヶ岳に登った時は、(コマクサ等のお花を見ることはできたが)ガスと雨で
視界不良の中 山の姿を見ることもできず下山した、そのリベンジであります。




・お昼頃には下山できていること
・大沢温泉から国見温泉登山口の距離約80キロ

この2点を考慮すると、土曜日の朝は3時起き!? 前日の夜に 宿の精算は済ませておいたので 夜明け前に宿を後にして国見温泉に向けて車をぶっとばす。




4時半、国見温泉に到着。




共通駐車場には車が5台
身支度をして 登山道を登り始めた。
朝の段階では こんなにガラガラだったが お昼頃には満車で周辺は路駐車いっぱい





こちらから登り始める



最初は斜度のある森の中を歩いてゆくのだが
森の中のせいか風がないので 顔の周りを羽虫が群がっていて うっとうしいことこの上なしw
下山後 両耳が虫に刺されてすごいことになってました(涙)


ゴゼンタチバナ






ウラジロヨウラク





アカモノ






サラサドウダン








シラネニンジン








マイズルソウ





05:33 横長根に上がると


ベニバナイチヤクソウ が迎えてくれました 



05:58 第二展望台



06:07 男岳分岐


分岐から ムーミン谷に向かいます





コマクサ

いつみても 可憐 (^^)






ムーミ谷へ至る道すがら ハクサンチドリも迎えてくれます。





ムーミン谷は 盛期をやや過ぎてはいるが チングルマのお花畑




花が散ってしまった後のチングルマの綿毛






いよいよ木道歩きがはじまります。
まだまだ チングルマは咲き誇ってます






重厚なジュータンのようなチングルマのお花畑の中をトレールが続きます。
気分はハイテンションww




エゾツツジ





ミヤマダイコンソウ





なんというか、重層的な風景



この山系は花を愛でる楽しさはもちろんだが
ムーミン谷に代表される美しいトレールを歩く楽しさがあると思う。




男岳のふもとの馬の背に到着



この写真の左に見える峰まで登ってゆきます。


去年来た際は 視界が数メートルの状態で 一寸先は絶壁? 的な思いに囚われ、ひたすら、無我夢中でこの断崖を登らざるをえなかったのだが 今日は無風の状態で 視界を確保できてるせいか前回ほどの怖さは感じない。



最期の断崖の箇所は 雨の影響で 崩れかけててヒヤッとする場面もあったが
06:38 無事登りきった。



自分が歩いてきた軌跡を振り返る




いよいよ男岳。これから目指す目指すことにします




ゆっくり進んで 頂上へ


男岳山頂にて







男岳からは 眼下に 田沢湖を一望できます。





歩んできたルート



「さて、この後どうするか?」(何の計画もたててなかった・汗)
男岳から金十郎長根を歩こうかと思って男岳から少し進んでみたのだが 途中ばっくりと崩落している箇所があったり、
「この傾斜を下るのって・・・危なくないかい? しかも向こうからやってくる人もいないし・・・」と危険を感じたので 途中で男岳頂上に引き返したww
後日、他の方の登山記を読んだら、この金十郎長根ルート、最初はやや危険な下りがあるが 気持ちよい尾根歩きが楽しめるとのこと。
例年になく熊が出没している時期でもありますから また今度、でしょうかね




反対側に見える 男女岳(おなめだけ)を登ることにした。 ちょっと足にきはじめるww

08:21 男女岳頂上  山頂は自分だけ(汗)






三角点を踏む






男女岳から阿弥陀池を望む



この頃から風が強まってきたので男女岳から降りて 阿弥陀池を経て 避難小屋で休憩することにした。避難小屋の中は誰もいなかったのだが 荷物を降ろして長椅子にちょっと横になったら・・・・またまた寝落ちしてしまっていた(大汗)


時間にして30分くらいの間でしたが 完全に意識を失ってた・・・


もう少しゆっくりしたかったのだが 空がややどんよりしてきたので 避難小屋を後にして 横岳、大砂焼けを経て 急ぎもどることにした。


帰り道のこの尾根筋であるが 暴風吹き荒れる!(汗)







コマクサは ムーミン谷に至るルートよりも大砂焼の周辺の方が 群生密度が高い
ピンクに見えるものは すべてコマクサ







大砂焼けで2株だけ咲いてたイワブクロ




09:54第二展望台
このあたりからポツリポツリと雨が降り始めた。
雨具をつけようか迷ったが、汗でムレムレになりそうなので ザックカバーだけつけて 急いで山を下った。



10:20 横長根着

森の中の木々がかろうじて 雨除けになってくれてはいたが、最期はザーザー降り。



10:45 登山口着



国見温泉でひとっ風呂浴びようかとも思ったが また寝落ちしてしまうと困るので今回は見送り。


そのまま自宅に向かってロングドライブでした。


秋田県側は 土砂降りだったけど 山形県に入ったら 雨は降ってなかったよ。



夕方16:30 自宅着  




心地よい疲れとかそういうレベルじゃなく、今回はほとほと疲れ果てたww




1泊2日の旅 走行距離 746.4キロ


同日秋田駒ヶ岳を登った他の人の記録を読んでたら
ミヤマウスユキソウ、ヒナザクラも咲いてたそうですが、自分は気付かなかった・・・
ちょっと残念でしたが、重層的なムーミン谷とコマクサを見れたので 良しとします。



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